top of page

 東日本大震災から1ヶ月が経とうとしていた4月のある日。まだ電気や水道も復旧していない余震の続く頃に、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会さんの方たちが来て「子どもたちの心のケアのために、遊び場をつくらせて欲しい」と言いました。

 当時、地域のいたるところにがれきがあり、学校の校庭には仮設住宅の建設がはじまろうとしていて、子どもたちの遊ぶ場所はありませんでした。

 ​被災地の大人たちは、食べていくため、家を建てるため、家族を養っていくことに必死に追われる日々で、子どもたちのことにまで手が回っていませんでした。

bottom of page